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ここ数年で、在宅でお仕事をする方法が浸透してきましたが、産後の母親の仕事復帰方法として、在宅フリーランスも選択肢に入ると思います。
では、在宅フリーランスと子育ての両立は、実際のところはどうなの?という点を、Web業界未経験から在宅フリーランスに飛び込んだ私の経験から紹介します。
在宅フリーランスという働き方
在宅フリーランスとは、主に家で、フルリモートで業務を受注して、稼ぐ形態のことです。
一つの企業から継続して受注する場合や、業務時間を決めて時給制で働く場合もありますが、今回の記事では、多数の業社・事業主と個別に契約を結ぶ、フリーランスとしての働き方について紹介します。
出産前、在宅フリーランスへの憧れ
私の前職は外回りの営業が多い仕事でした。
なので、双子を妊娠中から、子どもを産んだら復帰は厳しいかな、という思いもあり、ずっと在宅ワークが憧れでした。
赤ちゃんをおんぶしてパソコンをするような広告も目につくようになってきて、在宅で育児をしながら仕事をするっていいかも!と真剣に考えるようになりました。

あのテの広告を見ると、在宅フリーランスってキラキラして見えて憧れますよね!
ですが、さすがに双子の幼児が家にいる状態では、日常生活をこなすのでやっとの状態で、とても仕事を始めることはできませんでした。
保育園入園と同時に在宅フリーランスを始めた
そして、双子が1歳半で保育園に入園したのを機に、憧れの在宅フリーランス生活をスタートしました!
私がフリーランスとして、主にとっていた仕事は、
- Webライター
- Web制作 お手伝い(アシスタント)
の二つです。
Webライターのお仕事と始めたきっかけ
Wantedly という求人のマッチングサイトから、とあるキュレーションメディアのライター募集の記事を見つけたのがきっかけです。

もともと私が働いていた業界について、経験を生かして文章を書くことができるので、特に新たな技術も必要なくやっていけていました。
(Wordpressの操作方法は少し勉強が必要でしたが。)
Webライターは多様な業界で求人が出ていますので、在宅ワークとしては始めやすいと思います。
Web制作アシスタントのお仕事と始めたきっかけ
Web制作については、産前からWebについて勉強をしていましたが、業界での仕事経験が無かったので、経験を積みたいなと思っていました。
twitterで簡単なWeb制作アシスタントを募集している方を見つけて、応募してみたら、Webライターの経験が買われて採用していただきました。
内容は、既存のWebサイト内の画像差し替えや、バナー作成、サイト内の文章作成などでした。
こちらもフルリモートでの採用で、とてもありがたかったです。
ココナラで似顔絵を描いていたことも
ココナラに登録して、似顔絵を受注して描いていたこともあります。
旅館のHPや、本の著者紹介で使用されたようでした。イラストが趣味なので、お金になった時は嬉しかったです。
在宅フリーランスワーママのメリット
実際に子育てと在宅フリーランス生活が始まったわけですが、その経験から、どのようなメリットがあったかを紹介します。
スケジュールを子供に合わせられる
在宅なので、決められた就業スケジュールは無く、結果だけを期日を守って納品すれば良いので、基本的にスケジュール管理は自由です。
保育園通園一年目は、双子で交互で熱を出すことが多く、そんな時は在宅ワークで本当に助かりました。
とはいえ仕事の期日はいつも通りやってくるので、子供が寝ている間にポチポチ作業を進めなければいけませんでした。。。
仕事の合間に家事ができる
在宅で仕事をするので、仕事の隙間時間で家事ができます。
子供が部屋をチョロチョロしていたら難しい、ちょっとした縫い物なんかも、昼間の静かな時間にできるので良いですね。
好きな場所で仕事ができる
在宅ワーク、ですが、在宅である必要はありません。
ネット環境とパソコンさえ合えば、好きな場所に移動して仕事することも可能です。
私は保育園の近くにスタバがあったので、送って行って、そのままスタバで仕事をすることもよくありました。
子どもが熱を出した時には、実家で子どもを見てもらっている間に2階で作業をすることも、臨機応変にできました。
在宅フリーランスワーママのデメリット
良いことばかりのように思える在宅フリーランスですが、現実的には大変な面も多くありました。
スケジュール・タスク管理に追われる
在宅フリーランスは、基本的には時給ではない場合が多く、結果を納品してお金をいただくことになります。
調べものに時間がかかってしまった場合や、思ったように作業が進まず仕事が没になってしまった場合には、収入は0円です。
子どもが病気になって、どうにも仕事が進まなかった場合も、有給休暇などの制度がないため、休んだ分は収入に響きます。
効率良くスケジュール・タスク管理をして、結果を出していかないと収入が伸びません。
フルリモートなため、コミュニケーションが難しい
フルリモートワークの場合、コミュニケーションは基本的にはチャットツールを使用したチャットが多いです。
メールよりは気楽にメッセージを送ることもできますが、やはり文章のやり取りとなると、微妙なニュアンスが伝わりづらかったりします。
特に、性格が良く分からない方に質問しなければならない場合、文章だけだと、どういうニュアンスで受け止めていいのか難しく、すれ違ってしまうこともありました。
社会保険の支払いも個人で
フリーランスは、会社の健康保険や厚生年金に加入することはできません。
国民健康保険や国民年金に加入することになります。
会社員の場合、社会保険の一部分を企業が負担してくれますが、フリーランスでは自分で全額支払う必要があります。これが結構な負担になります。

旦那さんの扶養範囲内で働くのであれば問題ないですね。
組織に所属していない不安感
フリーランスは業務委託で仕事を行うため、自分はどこかの組織に所属しているわけではないので、委託された仕事のみを行います。
実際に出勤していないので、この仕事がどういう背景で依頼されているのが、どのような顧客に手渡されるのか、説明が不十分だと分かりづらいのが難点でした。
またデスクの周りで交わされるちょっとした会話、みたいなものから情報を得ることも難しいため、業界周辺の知識を得ることも難しいです。もちろん会議に出ることもありませんでした。
これは組織に所属していないための、大きなデメリットだなと思いました。
納品したデータにミスが・・・損害賠償が発生した場合
納品したデータの内容に失敗があり、大きな損失が出てしまった場合、会社や組織に所属していれば守ってくれますが、フリーランスでは損害賠償を請求される可能性があるため、自分で備える必要があります。
そのために、フリーランス専用の損害賠償保険があります。
フリーナンスあんしん補償ではお仕事中の事故や納品物の欠陥を原因とする事故の補償(最高5,000万円)だけでなく、情報漏えいや著作権侵害、偶然の事故による納期遅延などを原因とするフリーランス特有の事故の補償(最高500万円)を行います。
在宅フリーランスを1年続けて、私が出した結論は・・・
憧れの在宅フリーランス生活を1年続けてみて、私が出した結論は、在宅フリーランスは一旦やめよう!ということでした。
一番のきっかけは、金銭面でした。将来的に不安になったことも理由の一つです。
派遣社員として復帰して、感じたこと
今は前職や学生時代に学んだことを生かし、派遣社員として働いています。
安定してお給料を貰える
派遣社員なのでお給料がすごくいいわけではないですが、安定してお金がもらえることに、心の平穏を感じています。
結果が出せなくても失敗しても、会社に居るだけでお金がもらえるということは、とてもありがたいことなのだと、フリーランス生活を通じて感じました。
ある程度の勤務時間以上働けば社会保険にも入れるので、お得ですよね。
勤務日数にもよりますが、有給休暇も付与されるので、子ども病気や用事で休む場合もお給料が支給されるのもありがたいです。
外に働きに出るのは楽しい!
在宅フリーランスだと、基本的には他人と喋らず、ずっと家に籠って仕事をします。
外に働きに出て人と関わることは煩わしいことも多いですが、家族以外の人と会話する貴重な機会です。環境が変わることで良い気分転換にもなります。
職場では同じ年くらいのお子さんを持つママも多数いるので、毎日育児や家事の情報交換もできて楽しいです。
何より「ありがとう」と直接笑顔で言ってもらえることが、とても嬉しいです。
Webの仕事は、副業でも続けられる
私はもともとWebのお仕事が好きなので、今も副業で続けています(派遣会社は副業OKです)。
在宅フリーランスの頃よりも、派遣の給料にプラスされるので、収入は多くなりました!
いずれまた外で働くのが厳しい状況になったら、在宅でWebの仕事ができるように、細々と続けていきたいなと思っています。
在宅フリーランスに向いているのはこんな人
私の経験から、在宅フリーランスに向いているのは、こんな特性の方なのかな、と思います。
- ある程度業務の経験を積んでいる(1から人に聞かなくても業務を遂行できる)
- 家に一人でいるのが好き、人と話さないことは苦ではない
- 収入の心配よりも、自分のやりたいことを追求したい
逆に、私のように、在宅フリーランスよりも、会社に所属して働いた方がいい人はこんな特性の方ではないでしょうか。
- 業務を未経験でスタートする(細かい業務内容を聞きながらでないと仕事を遂行できない)
- 他人とのコミュニケーションはある程度とりたい
- 月に何万円以上、など収入は確実に欲しい
まずはやってみるのも有!自分にあった働き方を見つけよう
とはいえ、在宅フリーランスに憧れているのであれば、まずは手始めに在宅でできるお仕事を始めてみたり、未経験でも飛び込んでみるのも良いと思います!
私も一度経験したので、スッキリと未練無く次のステップに進むことができました。
人によって、性格や家庭様式は様々です。母親だからといって、必ずしも家にいて子どもの帰りを待ってあげる必要もありません。
ぜひご自分にあった働き方を見つけてください。
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